衝撃
たまに、とてつもない虚無感に陥ることがある。
虚無感という言葉が当てはまるのかはよく分からないけれど、突如やってくる。
大学生だったころ、基礎演習か何かの授業で、人工知能について討論する機会があった。
シンギュラリティとかなんとか、いろんな議題について、講師の説明などを交えながらしていた。
将来、私たちの脳みそが人工的に作ることができるようになるのか、という議題の時、
自分は、「難しいと思う。自分自身でさえ、次の瞬間何を思い何を考えるのか分からないのだから。」と答えた。
講師は、そういう意見もあるんだね、クレバーだね。と一言話し、話題を変えた。
その記憶がふと思い浮かんだ。
自分だけなのかもしれないけれど、本当に10秒後30秒後、自分が何を考え、何を思うのか、想像もつかない。
だから、こうして突如として虚無感に包まれてしまう。
ずっと前から、よく考えていた。こういう時はどういう時になるのかを。
色んなことが原因かと思うこともあった。でもそれがない時も、虚無感がやってくる時もあった。
だから、分からないのである。
今回はこうして文字に書き起こしてみた。
といっても、手で文字を書く時と、スマホで文字を打ち込む時でまた、自分の文章も変わってしまう。気持ちが変わる。
これはおそらく予測変換の仕業なのだと理由はわかっているのだけれど。
それにしても、虚無感とはなんなのだろう。
自分がとてつもなく大きな空間に1人いるような感覚である。
過去、未来からの逃避なのか。
それより、このはてなを1年近く何も書かずにいたことに気づく。
ほんのついこの間書いたような気がしていたのに。
一年が早いと一言では済ませられないような気がしている。
そんな衝撃だった。
おわり