回想
今日、帰り道にお腹が空いたので、なか卯に行って晩御飯を食べた。
安定の夜定食である。590円。
いつものように秒で出てきてほんとすごいと思いながら食べていたら、
若めの白人女性が1人で入店してきた。
観光客なのかはわからないが、券売機を知らなさそうだったので、初のなか卯だったのだと思う。
店員さんが対応するまでソワソワしていた。
券売機を教えてもらって、おそらく英語モードで注文をしていた。
トンテキ重?みたいなやつを頼んでいた。
その白人女性は自分の正面のカウンター席に座った。
そしてすぐに品が出てきて、食べていた。器用に箸を使って。
この一連の流れを見ている時に、自分の留学時代の思い出の、書庫に格納されていたレベルの思い出が一気に呼び起こされていた。
1人で初めて食べた食事のこと
メニューが分からず困って店員さんに助けてもらったこと
バス停を間違えて降りて2時間くらい歩いたこと
留学初日に購入した自転車を2日目で盗まれたこと
語学学校で親切だった人のこと
マクドナルドのおいしさ
巨大なスーパーでの買い物
ホームパーティをしたこと
急に懐かしくなって、いろんなことを回想した。
異国の地で異国の食事を異国の人の中ですること。
ワクワクと緊張の入り混じったあの気持ち。
きっと今日見かけたあの白人もそんな気持ちだったのかもしれない。
慣れない箸を一回一回持ち直して食べる様子は、どことなく楽しそうだった。
自分が初めてインアウトハンバーガー🍔を食べた時もあんな感じだったと思う。
もう二度と味わうことはできないかもしれない瞬間だけど、
その傍観者になることはこれからもあるかもしれない。
自分は干渉することなく周りで暖かく見守る人でありたい。
おわり